福祉用具13品目のなかに【手すり】があります
介護保険を利用してレンタルしたり購入したりすることもできる手すりですが
たくさん種類があるなかで【選び方】【使い方】を説明します
今回説明する手すりの種類は【置くタイプの手すり】です
おすすめを教えてほしい
選ぶ時のポイントを知りたい
こんなお悩みを解決します!
本記事の構成
手すりの種類
おすすめの手すり
手すりの役割
手すりを選ぶ時のポイント
手すりの使用例
目次
手すりの種類
手すりの種類は大きく分けて5種類あります
1.置くタイプの手すり
設置の手間もなく置くだけですぐに使えます
屋内用と屋外用で区別があるので
使用する際に確認しましょう
屋外に置く場合の注意点
・耐水性がある
・濡れても滑りにくい
・濡れてもさびにくい
・日を浴びても劣化しにくい
屋外用は上記の条件が満たされているものに限ります
2.突っ張りタイプの手すり
天井に当てて突っ張ることで強度を上げ
手すりとして使用できます
注意点
・天井の素材によっては設置できない
・張りのある部分に突っ張る
3.玄関用手すり
玄関に置くだけで補助手すりができあがり
あがりかまちののぼり降りをサポートできる
注意点
・対応できる高さを確認する
・安定性を上げるためかなりの重量がある
・重たいので移動が困難
4.トイレ用手すり
トイレで立ったり座ったりを補助する手すり
左右から便器を挟み込む構造で簡単に設置できます
注意点
・ウォシュレットボタンが便器に設置されている場合
手すりの設置ができない場合がある
・尿の飛び散りなどで錆びやすいので定期的に手入れが必要
5.屋外用手すり
玄関用手すりと同様置くだけで設置完了
外においてもいいように手すりは熱くなりにくく
つめたくなりにくい手すりのパイプになっています
注意点
・対応できる高さを確認する
・安定性を上げるためかなりの重量がある
・かなり重たいので移動が困難
6.その他の手すり
住宅改修工事
自宅を工事て手すりを壁などに打ち付けて設置する
福祉用具との違いは
工事が必要かどうかです
(例)
階段を上がったり下りたりするのに不安なので
階段横の壁に手すりを設置する工事をした
これは住宅改修になりますので
福祉用具貸与とはちがい介護保険により
住宅改修費の支払いになります
おすすめの手すり【置くだけタイプ】
矢崎化工さんの【たちあっぷシリーズ】
【矢崎化工】たちあっぷ CKA-02 幅広ベースで安定感抜群!立ち上がり 起き上がり 寝返り 転倒予防に大活躍
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福祉用具の業界では
手すり=たちあっぷ
が、完全に定着しています
「手すり貸してください」といわれたら
まずたちあっぷのことになります
それぐらい介護用手すりの市場を
たちあっぷというブランドが独占しているように感じます
毎日のようにたくさんの種類の手すりを取り扱っていましたが
福祉用具専門相談員という立場と
福祉用具消毒メンテナンスという立場からしても
置くタイプの手すりを選ぶ場合
たちあっぷシリーズを選べば間違いないです
自信をもっておすすめします!
手すりの役割
そもそも手すりの役割ってなんぞや?
手すりに求められる役割は
転倒を防ぐこと
歩行や動作をえんかつにすること
快適な日常生活を支えること
立ちあがるときや段差を超えるときに
ちょっとした手すりに助けられることがあります
より立ち振る舞いやすく安全に移動ができるように
「ここにあったらよい!」場所に適切なサイズの手すりを設置することが大切です
手すりは動作を助ける
・玄関やトイレでのたったり座ったりする補助
・浴室の洗い場でのたちすわりや浴槽に出入りする際の補助
・扉の開閉時に体を支える補助
手すりは移動を助ける
・階段の昇り降りの補助
・廊下や部屋内などを歩く補助
・暗闇移動の誘導補助
手すりは墜落を防止する
・バルコニー、廊下や屋根上からの墜落防止
・窓からの墜落防止
手すりを選ぶ時のポイント
手すりを選ぶポイントを押さえて
適切な手すりのサイズや高さ種類を選びましょう
1.押して立つ?引いて立つ?立ち上がり方向は?
立ち上がるとき、いすの肘掛けなどを
「下へ押して」立ち上がっているのか
それとも前方にあるテーブルや家具を
「手前に引っ張って」立ち上がっているのかにより
最適な手すりのタイプが異なります
2.手すりの形や直径は?本人が握りやすいものに
一般的に手すりの形は円形タイプが主流ですが
マヒやリウマチなどで手すりをつかめない方には
手のひらや腕を置いて支えるタイプもあります
円形手すりの直径も少しずつ異なりますので
ご本人がいちばん握りやすいものを選びます
3.両手で握れる手すりなら姿勢が安定します
体がふらつく人の場合、両手で手すりを握れば、姿勢が安定します
必要に応じて室内の複数箇所に手すりを設置したり
移動経路に沿ってバータイプを置くなど
住環境との兼ね合いで考えます
4.専門家に相談
利用者、介助者ではなかなか判断ができないことも多くあります
専門家はたくさんの経験と知識から適切な手すりの提案をしてくれるので
その中からあったものを選びましょう
より自立した生活を促すため介護にうまく取り入れることでご家族の負担も軽減でき
精神的なストレスの緩和にも役立ちます
手すりの使用例
たちあっぷ01
置くだけで簡単に設置できる
使用者にやさしい立ち上がり補助手すり
ひざ・腰に負担をかけないようにお手伝いします
ベッド
ソファー
椅子
床
布団
立ち上がり補助用手すり
たちあっぷ02
01と同様
置くだけで簡単に設置できる
使用者にやさしい立ち上がり補助手すり
ひざ・腰に負担をかけないようにお手伝いします
ベッド
ソファー
椅子
床
布団
立ち上がり補助用手すり
たちあっぷ01と違うところ
ベースが長方形になるのでどちらかの方向に対しての負荷に強くなります
ベースをベッドや布団の下に潜り込ませたりすることで安定性が上がります
たちあっぷ03
置くだけで簡単に設置できる
ベッドからの立ち上がりにおすすめ
握れる部分が多いので横や前など持ちやすい方向で使用できる
たちあっぷ04
置くだけで簡単に設置できる
使用者にやさしい立ち上がり補助手すり
ひざ・腰に負担をかけないようにお手伝いします
手すり部分が長いので伝い歩きなど
起き上がりだけでなく歩行の補助にも使えます
数点並べて置くことで寝室からトイレまでの間など
距離があっても歩行のサポートができます
まとめ
置くだけで簡単に設置できる手すりがある
たちあっぷシリーズがおすすめ
形、太さ、握りやすさ、高さなど決めて使いやすいものを選びましょう
手すりをつかって立ち上がりを自身で行えば足腰の衰えをおさえます
長いものは伝い歩きもできる
適切な手すりをえらんで
自身でできる行動を頑張ってつづけましょう
楽をするためではなくできることはなるべく頑張る!